西武ライオンズのE.メヒアから見る四番打者の条件

4月24日の西武ライオンズ対楽天イーグルスの試合、この日は先発岸の負傷で3回途中降板、球場には重い空気が立ち込めていました。
しかしその直後の3回裏、E.メヒアの第二打席の先制ホームランから第三・第四打席と三打席連続ホームランは実に見事で記憶している方も多いのではないでしょうか。
結果を見れば7-6の接戦ですが、この7得点全てメヒアのホームランでの得点ですから全くもってメヒアサマサマです。その一振りで流れを一気に引き寄せる、それが四番打者の仕事であり、四番打者の条件なのではないでしょうか。
ですが打って流れを作ればそれだけでいいかといえばそうではありません。パリーグはDH制を採用していますが、メヒアは一塁の守備に就くことも多々あります。
プロ野球ではどんなに得点をあげてもエラーひとつから、どんなに負けていても好守備ひとつからチームや球場の空気が変わることがあります。
ですから得点をあげても流れをぶち壊すような下手な守備をするような四番ですと、試合の流れを完璧に引き寄せることは難しいです。以上のようなことから打って守って流れを掴むことができる選手こそがプロ野球における四番の条件であると言えるでしょう。