日本ハムファイターズ大谷翔平が持つエース投手の条件

最速162km/hの速球を武器に日本ハムファイターズのエースとして2年連続で開幕投手を務めた大谷翔平選手。
プロ入り3年目だった2015年には防御率2.24で15勝を挙げる活躍を見せ最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠を記録しました剛速球で相手バッターをねじ伏せる姿はもはや日本のプロ野球界のエースと言っても過言ではありません。
2016年は開幕から5試合続けて勝利から見放されていますが、登板した全ての試合で6イニング以上を投げ自責点を3点以内に抑えるクオリティスタートを続けています。
メジャーリーグで先発投手の安定感を表す数値としてよく使われているクオリティスタートは、近年では日本のプロ野球界においても重要視されるようになってきました。
勝利数や防御率というのは、味方チームの打線や中継ぎ陣などの働きなどはもちろんのこと監督の采配などによって影響を受けますが、クオリティスタートはいかに先発投手が試合を作れたかを表わす数値だけに、先発投手としての能力の高さを知ることができるのです。
ですから、安定した投球内容でクオリティスタートを続けるということはエース投手の条件に挙げられます。
大谷翔平選手は確かに開幕から5試合続けて勝利はありませんが、防御率2.27で登板した全ての試合がクオリティスタートというのは日本ハムファイターズのエースを見事に務めている証拠なのです。